ボリンジャーバンドとは何か?
ボリンジャーバンド/Bollinger Bandsは移動平均線を応用したテクニカル指標です。相場を偏差値として計算する指標で、レートの上下する幅を予想します。
ボリンジャーバンドを表示する
Yバイナリーのテクニカルチャートでボリンジャーバンド/Bollinger Bandsを表示できます。
ローソク足チャートを挟み込むように表示されたグラフがボリンジャーバンドです。Yバイナリーでは上中下の3本に分かれており、+σ(シグマ)が青、移動平均は黄色、-σ(シグマ)はピンクになっています。(色は設定で変更可能)
ボリンジャーバンドの見方
チャートを見ると、ボリンジャーバンドの間でレートがバウンドするように変動しているのが分かります。シグマラインは相場の偏差値から算出されており、現行レートから動きの幅を予測しています。簡単にいえば、相場がボリンジャーバンドの外側に触れると、跳ね返るように反転していくのです。
ボリンジャーバンドを用いた攻略法としては、主に相場が反転したところを狙った逆張りが有力で、そのあと再びバウンドするまでは順張りが有効です。
状況に合わせ設定変更して勝つ
ボリンジャーバンドは現行レートの変動具合によって調整することで、より使いやすくなります。指標を使いこなすことは勝率アップにつながるので、ツールは常に最適な状態で取引することを心がけましょう。
Period(期間)を動かすとボリンジャーバンドの質が変わってきます。低くすると現行レートの動きにより近くなり、上げるとグラフの変動が緩くなります。20が標準的で使いやすいですが、直近の変動を重視したい場合(例えば60秒などの短期取引)は、10くらいまで下げてもかまいません。
重要なのはDeviation(偏差)で、この数値を変えるとボリンジャーバンドの幅が変化します。普通は変えなくてもいいのですが、市場の状況によってはレートが何度もシグマラインの外側までいってしまうことがあります。そんなときは、バンドの幅を調整することで使いやすくなります。
調整のコツとしては、相場の反転が多く起こる位置にバンドのσラインが合うようにすることです。
ボリンジャーバンドの弱点
ボリンジャーバンドはあくまで相場の偏差値で成り立っているので、極端に長いトレンドが発生するとバンドを突き抜けてしまい役に立たなくなってしまいます。あらかじめ市場調査をしておくことが望ましいですが、急激に相場変動が起こるようなレートでは使わないようにしましょう。ほどよく上下に動くレートで用いるのがベストです。